マトリックス表とは?意味・種類・作り方・マトリクス図との違いをわかりやすく解説
マトリックス表(マトリクス表)の意味・種類・作り方、マトリクス図との違いを図解でわかりやすく解説。L型・4象限・マッピング型の使い分け、デザインのコツまでこの1記事で全部わかります。PowerPointでも使える無料テンプレートあり。ダウンロードして今すぐ使えます。
Mar 25, 2026
「マトリクス図を資料に入れたいけれど、軸の決め方や見せ方に迷う」
「比較表や4象限図を、見やすくおしゃれに作りたい」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
マトリックス表(マトリクス表)とは、縦軸と横軸の2つの基準で情報を整理し、比較・分類しやすくする図です。
この記事では、マトリクスの意味から、マトリックス表・マトリックス図の作り方、種類、活用例、デザインのコツまでわかりやすく解説します。
【この記事で分かること】
- マトリックス表(マトリクス表)とは何か、基本の意味
- マトリックス表とマトリクス図の違い
- マトリクス図の種類と使い分け
- マトリックス表の基本的な作り方【5ステップ】
- マトリクス図の例と活用場面
- 見やすいマトリクス図デザインのコツ
- PowerPointでも使える無料テンプレートの活用方法

マトリクスとは、複数の情報を一定の枠組みの中で整理する考え方です。
資料作成では、縦軸と横軸の2つの基準で情報を整理する表や図を指すことが多く、これを「マトリックス表」や「マトリクス図」と呼びます。
たとえば、次のような場面でよく使われます。
- サービスや商品の比較
- 施策の優先順位整理
- 競合のポジショニング分析
- アイデアや課題の分類
- 分析結果の可視化
文章だけでは把握しにくい内容でも、マトリクス図にすると位置関係や違いが見えやすくなり、資料全体のわかりやすさが高まります。
| マトリクスの意味
マトリクスという言葉には、もともと「母体」「基盤」「枠組み」といった意味があります。
そこから転じて、複数の要素を整理するための枠組みとして使われるようになりました。
資料作成では難しく考えすぎず、「2つの軸で情報を整理する表や図」と理解すれば十分です。

実務ではほぼ同じ意味で使われることが多いですが、少しだけニュアンスが異なります。
- マトリックス表:比較表のように、項目を整理して見せる印象が強い表現です。
- マトリクス図:4象限図やポジショニングマップのように、位置関係や分布を視覚的に見せる印象が強い表現です。
この記事では、両方の表現を使いながら解説します。

マトリックス表がよく使われる理由は、複雑な情報をシンプルに伝えやすいからです。
主なメリットは次の通りです。
- 情報の全体像を俯瞰しやすい
- 要素を整理しやすい
- 比較や分類がしやすい
- 優先順位をつけやすい
- プレゼンや提案資料で伝わりやすい
特に、複数の選択肢を比較したいときや、何を優先すべきかを整理したいときに便利です。
一方で、軸の決め方があいまいだと説得力が弱くなり、情報を詰め込みすぎると見にくくなるため、作り方にはコツがあります。
マトリックス表にはいくつかの型があります。
まずは、資料作成でよく使う基本の種類を押さえておけば十分です。
| ❶ L型マトリックス

縦と横に項目を並べて整理する、もっとも基本的な形です。
比較表として使いやすく、次のような場面に向いています。
- サービス比較
- 機能比較
- チェックリスト
- 特徴一覧
- メリットとデメリットの整理
まずマトリックス表を作ってみたい方は、この形から始めるとわかりやすいです。
| ❷ 4象限マトリクス図
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縦軸と横軸を2段階で区切り、4つの領域で情報を整理する形です。
優先順位づけや分類、ポジショニングに向いています。
よくある例は次の通りです。
- 重要度 × 緊急度
- 効果 × 実行しやすさ
- 価格 × 機能性
- 市場規模 × 成長性
4象限に分けることで、どこに何が位置するのかがひと目でわかりやすくなります。
| ❸ マッピング型のマトリクス図

要素を座標上に配置して、位置関係や分布を見せるタイプです。
競合分析や市場分析に向いており、どこに強みが集中しているか、どこに空白があるかを見つけやすくなります。
よくある例は次の通りです。
- 価格 × 機能性の競合マップ
- 価格帯 × 品質の商品マップ
- コスト × 効果の施策マップ
- 認知度 × 利用意向のブランドマップ
複数の要素を位置で比較できるため、競合の立ち位置や市場の傾向を視覚的に把握したいときに使いやすい形です。
| マトリックス図法とは?
マトリックス図法という言葉は、品質管理や分析手法の文脈で使われることがあります。
一般的な資料作成ではそこまで深く意識しなくても問題ありませんが、要素同士の関係性を整理し、課題や評価を見える化する考え方として覚えておくとよいでしょう。
- マトリックス図法:行と列を交差させて情報を整理する「手法・考え方」のこと
- マトリックス図:その手法を使って実際に作成された「図表そのもの」のこと
| 迷ったときの選び方
目的に合った型を選ぶことで、情報が伝わりやすいマトリックス表を作りやすくなります。
- 比較したいなら「L型マトリックス」
- 優先順位を整理したいなら「4象限マトリクス図」
- 位置関係や分布を見せたいなら「マッピング型」
- 要素同士の関連性を整理したいなら「マトリックス図法」
マトリックス表の作り方は、「目的→型→軸→配置→仕上げ」の順で考えると整理しやすくなります。
ここでは、資料で使いやすいマトリックス表の基本の作り方を5ステップで紹介します。

| ❶ 目的を決める
最初に考えるべきなのは、「このマトリックス表で何を伝えたいのか」です。
たとえば、次のように目的はさまざまです。
- サービスを比較したい
- 施策の優先順位を決めたい
- 競合の立ち位置を見える化したい
- 課題を分類したい
目的があいまいだと、軸や項目もぶれてしまいます。
まずは「何のためのマトリックス表か」を一文で言えるようにすると、後の工程が進めやすくなります。
| ❷ 型を選ぶ
目的が決まったら、次にL型、4象限、マッピング型などの中から適した形を選びます。
比較なら「L型」、優先順位づけなら「4象限」、位置関係の可視化なら「マッピング型」が基本です。
ここで無理に複雑な形式を使うより、目的に合ったシンプルな型を選ぶほうが伝わりやすくなります。
| ❸ 軸を決める
マトリックス表の作り方で最も重要なのが軸です。
軸があいまいだと、図全体が何を示しているのか伝わりません。
良い軸の条件は次の通りです。
- 目的に合っている
- 誰が見ても意味がわかる
- 似た意味で重複していない
- 比較基準として使いやすい
たとえば、競合比較なら「価格」と「機能性」、施策整理なら「効果」と「実行しやすさ」、タスク整理なら「重要度」と「緊急度」などが使いやすい軸です。
反対に、「良い・悪い」のような曖昧な言葉や、意味が近すぎる軸は避けたほうがよいでしょう。
| ❹ 項目を整理して配置する
軸が決まったら、表や図に入れる項目を洗い出して配置します。
ここで大切なのは、情報を詰め込みすぎないことです。
1つのセルに長文を入れたり、要素を入れすぎたりすると、一気に見づらくなります。
見やすくするポイントは次の通りです。
- 似た内容はまとめる
- 不要な項目は削る
- 主役になる情報を絞る
- 補足は別枠や注釈に分ける
マトリックス表は、読むための表ではなく、見て理解するための図として考えると整理しやすくなります。
| ❺ 見やすく整える
最後に、伝わりやすい見た目に整えます。
- 重要な項目だけ色を付ける
- タイトルで何がわかる図か明確にする
- ラベルや表記をそろえる
- 評価基準がある場合は統一する
ただ配置するだけでなく、「このマトリックス表から何が読み取れるか」がひと目で伝わる状態に仕上げることが大切です。

マトリクス分析とは、複数の要素を2つの軸で整理し、比較や判断をしやすくする分析方法です。
文章だけで説明するよりも、マトリックス図で整理したほうが、傾向や位置関係を把握しやすくなります。
たとえば、次のような分析に使われます。
- 競合分析
- 市場分析
- 施策分析
- タスク分析
- 課題整理
情報を整理しながら考えたいときにも、相手にわかりやすく伝えたいときにも、マトリクス分析は有効です。
実際の例を見ると、マトリックス表の使い方がイメージしやすくなります。
| 比較表として使う例

もっとも使いやすいのが、サービス比較や機能比較です。
縦にサービス名、横に価格、機能、サポートなどを並べると、違いがひと目でわかるマトリックス表になります。
営業資料や提案資料でも使いやすい定番の形です。
| 優先順位づけに使う例

重要度×緊急度の4象限マトリクス図は、業務整理でよく使われます。
また、施策を「効果」と「実行しやすさ」で整理すれば、どれから取り組むべきか判断しやすくなります。
| 分析に使う例

マトリクス図は、分析フレームワークにもよく使われます。
- SWOT分析
- PPM分析
- アンゾフの成長マトリクス
こうしたフレームワークも、広い意味ではマトリクス分析の一種です。

| ポジショニングに使う例

競合を「価格」と「品質」、「シンプルさ」と「高機能」などの軸で配置すると、自社の立ち位置や市場の空白を見つけやすくなります。
ポジショニングマップとして使うことで、戦略整理にも役立ちます。
たとえば画像のように、自社商品のラインナップを「個性派 × 伝統的」「コク × スッキリ」といった軸で整理すると、それぞれの商品の特徴や違いを視覚的に把握しやすくなります。
どの商品が近い位置にあるのか、どの領域が手薄なのかが見えるため、新商品の方向性を考えたり、ブランドごとの見せ方を整理したりするときにも役立ちます。
同じ内容でも、「デザインの整え方」によって伝わりやすさは大きく変わります。
資料で使いやすいマトリクス図にするには、次のポイントを意識すると効果的です。

| ❶ 色は役割が伝わるように使う
色を使うと、領域ごとの違いや意味を視覚的に伝えやすくなります。
特に4象限図やSWOT分析では、項目ごとに色分けすることで内容を整理しやすくなります。
ただし、装飾として色を増やしすぎると見づらくなるため、意味のある色分けに絞ることが大切です。
| ❷ 1セル1メッセージにする
1つのセルや領域に多くの情報を詰め込むと、表ではなく文章の塊になってしまいます。
短い言葉で整理し、必要なら補足を別に分けるのがおすすめです。
| ❸ 軸ラベルは短くわかりやすくする
軸名が長いと、それだけで理解に時間がかかります。
一目で意味が伝わる短い言葉にすることで、図全体のわかりやすさが上がります。
| ❹ 強調は一部だけにする
すべてを目立たせると、逆に何も伝わりません。
おすすめ項目や重要な領域だけを色やアイコン、大きさで強調すると、視線を自然に誘導できます。
マトリックス表やマトリックス図は自作もできますが、無料テンプレートを使うと、ゼロから作るより効率よく整えやすくなります。特に手間がかかりやすいのは、次のような部分です。
- 余白や線を整える
- 配色のバランスを取る
- 見出しを目立たせる
- 情報量を調整する
そのため、効率よく作りたい場合は、無料テンプレートを活用する方法もおすすめです。
比較表なら「L型」、優先順位整理なら「4象限」、競合分析なら「マッピング型」など、目的に合ったテンプレートを選ぶと作りやすくなります。
また、見た目だけでなく、日本語の文字量に合うか、編集しやすいかも確認しておくと失敗しにくいです。

マトリックス表をゼロから作る場合、構造自体はシンプルでも、実際には余白や配色、線の太さ、ラベル配置などの細かな調整に時間がかかります。
特に、比較表や4象限図のような資料は、情報整理と見た目のバランスの両方が重要です。
ミリキャンバスには、ビジネス資料やプレゼン資料に使いやすいテンプレートが豊富に用意されており、初心者でも文字やカラーを変えるだけで整った資料を作りやすいのが魅力です。
▼MiriCanvasマトリックス無料テンプレート▼
| ❶ PowerPoint形式でダウンロードできる

MiriCanvasで作成したスライドは、PowerPoint形式でダウンロードして編集できます。
そのため、テンプレートでベースを作ったあとに、PowerPointで社内向けに細かく調整したい場合にも使いやすいです。
普段PowerPointで資料を仕上げている方にも取り入れやすい点は大きなメリットといえます。
| ❷ 豊富なテンプレートから選べる

MiriCanvasには、ビジネス資料、プレゼン資料、比較表、図解スライドなど、さまざまな雰囲気のテンプレートがあります。
「シンプルに比較したい」「提案資料向けに見栄えよくしたい」「やわらかい雰囲気でまとめたい」など、目的に合わせて選びやすいのが特徴です。
また、テンプレートの検索の際に「無料テンプレート」のみに絞り込むフィルターもあるので、無料のマトリックス図やマトリクス表のテンプレートを簡単に探すことができます。
検索窓には「マトリックス」、「ポジショニングマップ」、「比較」、「SWOT」などを入れると、マトリックス図・表が出てきます。
| ❸ 簡単におしゃれなマトリクス図のスライドが作れる

マトリックス表を自作すると、線の太さ、余白、色使い、見出しの見せ方などに意外と時間がかかります。
一方で、テンプレートを使えば、ベースのデザインが整っているため、文字を入れ替えるだけでも見やすいスライドを作りやすくなります。
特に、資料作成に慣れていない方にとっては、最初からバランスのよい土台があることは大きなメリットです。
次のような方は、テンプレート活用との相性が良いです。
- 短時間で資料を作りたい
- デザインにあまり自信がない
- 比較表や4象限図を見やすく整えたい
- PowerPointでも編集したい
- ビジネス資料として使いやすい見た目にしたい
マトリックス表はシンプルに見えて、整った見た目に仕上げるには意外と手間がかかります。
内容整理に集中したい場合は、テンプレートを活用して土台から整える方法が効率的です。
マトリックス表は、情報を整理し、比較し、分析結果をわかりやすく伝えるのに便利な図です。
比較表、優先順位づけ、分析、ポジショニングなど、さまざまな場面で活用できます。
作り方の基本は次の通りです。
- 目的を決める
- 型を選ぶ
- 軸を決める
- 項目を整理する
- 見やすく整える
特に重要なのは、「軸の設計」と「情報量の調整」です。
この2つが整うだけでも、マトリックス表のわかりやすさは大きく変わります。
また、資料として見栄えよく仕上げたい場合は、デザインの工夫やテンプレート活用も有効です。
ゼロから作るのが大変なときは、MiriCanvas(ミリキャンバス)のようなテンプレートを使いながら、自分の目的に合ったマトリクス図を作ってみてください。
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